外観検査装置(2D+3D)
過剰検出の低減を実現した基板実装向けAOI装置
名称 2D+3D外観自動検査装置(AOI)
メーカー ミルテック製
呼称 MV-6eOMNI
- 2D/3D同時検査
- 文字認識機能(OCR)
- 自動検査プログラム作成機能を搭載
- 15MegaPixelカメラ搭載
- 8段カラー証明:完全同軸落射照明
基板外観検査装置とは、 プリント基板 への実装部品の良否を調べる装置です。 この装置は、Automated Optical Inspection(自動光学検査 頭文字をとってAOI)と呼ばれるもので、実装部品の位置ずれ・ショート・クラック・部品浮き・ はんだ付け などに問題がないかを調べています。
田中電工で使用しているミルテック製MV-6eOMNIの機能としては主に次のような特徴があります。
文字認識機能(OCR)搭載
部品に表示されている文字を認識し良否を判定、また、カラーコードの識別も可能になりました。
3D計測の原理と活用
モアレ縞の光をプロジェクタから実装部品に照射し、その反射光をカメラで撮影します。
その光の位相のズレから部品の高さが計測できます。(反射型位相シフトモアレ法)
8段カラー照明による不良検出力の向上
8段階の照射角度の異なる5色(白、赤、黄、緑、青)のLED光を基板に照射し、より不良箇所を際立たせる事で、高い不良検出力があります。
特に、レンズの光軸と同じ方向から光をあてる方法(完全同軸落射照明)を実現させ、隣接する電解コンデンサ等高い部品の影響を受ける事無く、部品の極性検査、文字検査、部品マッチング、はんだフィレットの2D検査に威力を発揮します。
このような機能をフルに使用し、田中電工では機械実装部品の不良流出をなくし、品質の安定に努めています。